モノクローム

ブログのタイトルを『モノクローム』にした(去年の話だけど)。

菅野よう子さんの曲のタイトルから。 攻殻機動隊 2nd GIG の第二話、『飽食の僕/NIGHT CRUISE』の最後に流れる曲。 曲もこのエピソードも大好き。 好きな曲なんて他にもいくつもあるけどなんとなくこれにした。

以下、『攻殻機動隊』とオーウェルの『1984年』が分からないと意味不明だと思うけどせっかくだし書いておく。

自分はなんとなくこの話をオーウェルの『1984年』とリンクさせている (ブレードランナーとタクシードライバーのオマージュ説の方が濃厚っぽいけど)。 『1984 年』の主人公スミスは、最下層のプロレこそ世界を変える力があると考えていた(人数一番多いしね)。 最上層の党幹部はプロレなど見向きもしない。 小説内に登場する思想書『少数独裁制集産主義の理論と実際』では、「人間の歴史は上層と中層の入れ替わりである」とされている。 それでも主人公はプロレにかすかな希望を抱いていたし、その生活に人間的な鮮やかさを感じている点は印象的だった。 もちろん、彼らの生活を理性的に観察すれば本当に世界を変えられるとは到底考えられないので、非常に複雑な感情なのだが。

少佐は最後、ギノに対して

現実に、僅かな希望と苛立ちを抱く、不特定多数の内の一人。 哀れなほど真実を知らないプロレタリア。

と言い放つ。

少佐の発言に「結局、上から目線か〜」みたいな違和感を覚える人が多いみたいだけど、自分はそうは思っていない。 少佐は『1984年』の主人公スミスが感じていたような複雑な感情を感じたんだと思う。 少佐もスミスも所詮、体制側の人間だから。

うーん、もっといろいろ書こうと思ったけど、これくらいにしておこう…。 タクシードライバー見たい。デニーロ。