Stone Soup and Boiled Frogs【The Pragmatic Prigrammer】
石のスープ
戦争から帰ってきた兵士が村に帰ってきた。しかし、彼らは食料を恵んでもらえない。そこで彼らは湧いたお湯に石を入れ『あとは人参があれば美味しいスープができるのになぁ』とつぶやく。すると村人たちが興味を持ち、人参だけでなく様々な食材を持ち寄ってくれる。
最終的に兵士たちは石を取り除いて美味しいスープを食べました。めでたしめでたし。
この話が暗示するのは「何か面白いことの片鱗さえ見せることさえできれば車輪が回り始める」というものだ。すべてを自分で作り、見せる必要はない。自分が触媒(Catalyst)となり、周りを刺激しようという話。
茹でガエル
一方、触媒となるために一つのことに集中しすぎると痛い目にあう。熱いお湯にカエルを入れるとすぐに気づいて逃すだろう。しかし、ぬるいお湯からどんどん温度を上げていくと当のカエルは気づかない。気づいた時にはすでに遅し。茹でガエルの出来上がり。
常に周りに気をかけていないと環境が悪化してることに気づかない。割れ窓理論と違うのは『本人がそれに気づいているか』ということ。割れ窓理論は『よくない環境があると気付きながら、それが普通になり誰も気にしなくなる』という話。一方、茹でガエルの話では気づかぬ間に自分は死んでいる。
この話は結構示唆に富んでいるなぁと思う。自分は茹でガエルなのかも…とドキッとしてしまった。
『自分のしていることだけでなく周りを見渡そう』
はい。気をつけます…。