『Soft Skills』を読んで

『Soft Skills』を読んだ。

Soft Skills: The Software Developer's Life Manual

Soft Skills: The Software Developer's Life Manual

(PDF/EPUB 版はこちらから)

ソフトスキル

『Soft Skills』はソフトウェア開発者のためのソフトスキル、すなわちソフトウェア開発技術以外の要素に的を絞って書かれた本。 書かれていることは「自己啓発」「キャリアプラン」「効率的な作業方法」「不動産投資」「フィットネス」「メンタリティの持ち方」など。 本書の中では技術的な話はほとんどでてこない。

日本語訳がない本だったので英語で読むしかなく、ずいぶんと時間がかかってしまった。 毎日 1 Section くらいのペースで 3ヶ月くらいかっただろうか。 それでもなんとか読み終えられたので達成感がある。

具体的にいろいろなテクニックが紹介されているが、多くのテクニックで共通するのは次のような手順を踏むということ。

  1. ゴールを決める
  2. ゴールへの道のりを small step に分解する
  3. 毎日、一貫して、ちょっとづつ進む
  4. 妥協しない

特に目新しさもない手順だけれども、日々これを実践するのはかなり難しく、本書の中でも「退屈なこのルーチンを毎日こなしていく。これこそが Hard Work だ。」と書かれている。

最近はブログや英語の勉強もこういう姿勢で取り組むようにしているけれど、退屈で成長が見えなかったりすると確かに辛い。ただ、著者は本全体を通して「この暗いトンネルの先に見えるものがある」と常に励ましてくれていて、著者の優しさを感じたし、勇気付けられた。

情熱プログラマーとの対比

『Soft Skills』を読んだ後に『情熱プログラマー』を読んだ。 『情熱プログラマ」を読むのは二回目で、この二つの本を対比して紹介している人がいたのでもう一度読んでみたのだがあまり心に響かなかった。

Soft Skills を読んだ — To Phantasien

たしかに、このブログの方の言うとおりの印象で『Soft Skills』と『情熱プログラマ』の著者は異なる気質のソフトウェア開発者だと思う。 『情熱プログラマ』では著者自身の開発経験を多く語る一方、『Soft Skills』で著者が自分の半生を語る章ではビジネスと不動産投資の話が多い。 ソフトウェア開発はあくまで経済的自由を手に入れるための手段なのかな?という印象を受ける。

自分はどちらかと言えば『情熱プログラマ』の著者に近いタイプのソフトウェア開発者だと思うが、その人の著作が響かず、そうでない人の著作が響いた理由はいまいち分からない。 もしかしたら、違う気質の開発者によって書かれたことが新鮮だったのかもしれない。

何にせよ Soft Skills はおすすめの本だ。特にソフトウェア開発スキルばかりに目を奪われている昔の自分のようなプログラマには。

日本語訳があればもっと気軽におすすめできるのだが。まあ、そろそろ日本語訳が出そうな気もするけれども。

(2016/5/21 追記)

でましたね。日本語版。

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

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hjm333.hatenablog.com

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